労働総研クォータリー
2020春季号 No.116
労働運動総合研究所 編
パートタイム・有期雇用労働法による不合理な格差是正、新たな非正規公務員制度の施行など、非正規雇用問題の改善に限定しても、2020年は重要な年である。運動を前進させるためには、およそ4割にも達した彼ら非正規労働者の組織化と、労働界における官民連携が不可欠である。各地の取り組みを紹介しながら、労働組合に求められている課題を提起する。
・労働界における官民共闘で、雇用安定と賃金底上げ・不合理な格差是正の実現を―非正規雇用をめぐる2020年の労働組合の課題/川村雅則
・最賃キャラバンによる自治体への働きかけ―東北・北海道の取り組みの報告/越後屋建一
・中小企業経営者と労働組合の共同における「課題」と「要求」の実現―可能性と意義、そして未来への展望/林 哲也
・地域経済活性化に向けた労働組合の役割/斎藤寛生
・日弁連における労働と社会保障との結合について/中村和雄
・新宿における社会保障運動と労働組合の役割―新宿社保協の組織と運動にふれて/髙橋 博
・高まりを見せる韓国の非正規運動/脇田 滋
〈労働戦線NOW〉連合大手産別で春闘変容 トヨタ・ベアゼロ回答8つの問題
経団連は横並び交渉否定し企業別分散回答 全労連はスト、新型コロナ対策背景に昨年同水準を獲得/青山 悠
〈書評〉金澤誠一著『現代の貧困と最低生活の岩盤を求めて』/松丸和夫
判型・頁数 | B5判・64ページ |
定価 | 本体1200円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1885-0 |
出版年月日 | 2020年5月1日 |
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