労働総研クォータリー

2019夏季号 No.114

労働運動総合研究所 編

特集:「働き方改革」と公務・公共労働

多くの問題点が指摘されながら、政府与党は、2018年6月29日、参議院本会議で「働き方改革関連法」を強行採決した。国会の傍聴席で、過労死した夫、息子や娘の遺影を掲げて抗議の意志を示す遺族らの涙、それはこの国の働くことをめぐる暗澹たる現況を示すとともに、少しでも改善しなければならないという強い意志でもあった。公務・公共の場でいま何が起きているのか。その背景と解決策を紐解く。

・いま公務・公共労働はどうなっているのか―安倍「働き方改革」と公務・公共労働者の働き方/黒田兼一
・教職員の長時間過密労働―その原因と解決の方向/小畑雅子
・自治体業務の民間化の進行と自治体労働者の働き方/杉本 高
・国家公務員の定年延長をめぐる動向/笠松鉄兵
・保育民営化の拡大と保育労働者をめぐる諸問題/小山道雄
・医師の働き方の現状と政府が狙う今後の「働かせ方」/森田 進
・公共交通機関における長時間労働の実態と国民の安全への影響/菊池和彦

〈労働戦線NOW〉「平成」から「令和」への労働運動
連合総研が論評「組合は役割を果たしていたか?」 全労連など19春闘総括、参院選の野党共闘と労働界の動向/青山 悠

判型・頁数 B5判・64ページ
定価 本体1200円+税
ISBN 978-4-7807-1883-6
出版年月日 2019年8月1日

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