労働総研クォータリー
2024年冬季号 No.129
労働運動総合研究所 編
今号の特集は、5年目を迎えようとしている働き方改革について、「生活者」の視点から検証を行っている。
働き方改革は、企業にとっての“働かせ方改革”であると揶揄されるように、労働者側・使用者側、いずれの視点で分析するのかによって、正反対の評価が下される。労働者は、断じて「働く機械」ではない。泣いたり笑ったり、そして怒りもする「生活者」だ。現在、政府が進める雇用・労働政策は、労働者が「生活者」であることを守るルールを骨抜きにせんとしている。これに対抗し、「生活者」重視の政策への転換を図るためには、団結し声を上げなければならない。
● 本当の働き方改革は何も始まっていない/竹信 三恵子
● 岸田内閣の雇用・労働政策の特徴と問題点 /伊藤 圭一
● 無期転換ルールと雇止めに関する10年とこれから/高橋 寛
● 医師の長時間労働の実態とあるべき方向/植山 直人
● 「働き方改革」と公務員労働者~会計年度任用職員制度の問題点と今後の課題 /西 芳紀
イタリア年金者組合第21回全国大会を傍聴して/加藤 益雄
〈労働戦線NOW〉
スト軸に労組主導の24春闘を
──鉄鋼50年ぶりにベア3万円(10%)要求、全労連は闘争バージョンアップ、
経団連に問われるベア回答、連合と市民連合・野党のきしみ/青山 悠
判型・頁数 | B5判・56ページ |
定価 | 1320円(税込) |
ISBN | 9978-4-7807-1898-0 |
出版年月日 | 2024年2月20日 |
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