労働総研クォータリー
2021年春季号No.119
労働運動総合研究所 編
コロナ禍は、とりわけ女性の非正規雇用に大きな影響をもたらしているが、雇用から生活保護まで重層的に整備されているセーフティネットがきちんと機能していれば、この影響はもっと限定的だったはずある。セーフティネットの脆弱さを検証しつつ、女性がおかれている現状を踏まえ、真のジェンダー平等とは何か、またその実現こそが、今後の労働運動にとって取り組むべき最優先の課題であることを、さまざまな観点から論じた。
・新自由主義からの脱却とジェンダー平等への道/石川 康宏
・世帯分布・生活維持構造の大変動と女性の異常な低賃金の持続──コロナ禍による生活困窮が露わにしたもの/後藤 道夫
・「ケアの担い手」の労働実態と政策課題──保育労働に焦点を当てて/小尾 晴美
・雇用関係によらない働き方・フリーランスの実態と課題/岩崎 明日香
・ジェンダー視点から考える税・社会保障制度の問題点と改革の方向性/清山 玲
・職場におけるハラスメントの根絶をめざす──新聞労連・MICの取り組み/吉永 磨美
・女性労働者の実態と全労連女性部のとりくみ/大西 玲子
・高齢女性のくらしと貧困/宮崎 牧子
〈労働戦線NOW〉
全労連が32年ぶり春闘先行で成果──金属大手の自社型春闘変質打開へ
「コロナ被害相談村」で労働界共同や総選挙勝利へ始動/青山 悠
判型・頁数 | B5判・64ページ |
定価 | 1320円(税込) |
ISBN | 978-4-7807-1888-1 |
出版年月日 | 2021年5月1日 |
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