理科教室
2022年4月号
科学教育研究協議会 編
4月、今年度はどんな理科の授業を進めていったらよいか、取り組んでみたいこと、改善してみたいことなどについて、授業づくりの見通しを持つ時期である。担当学年が決まり、そこで何を教えるのか、見通しを立てることが重要である。1学期の単元や授業プランをどのように組み立てていくかを構想したい。
一昨年度、昨年度は、コロナウィルス感染の影響で、学習時間や授業活動にさまざまな制約が課せられてきた。そのため、詰め込み中心の授業になってしまったり、当該学年の学習の理解が十分に行われなかったりして、子どもたちに大きな負担を与えていたかもしれない。こうした点も考慮に入れて、1学期の理科の学習をどのように進めていくか考えたい。
特集では、それぞれの執筆者が試行錯誤しながら地域の環境や子どもの実態に合わせた授業づくりを構想し、具体的な実践例を取り上げ、1学期のはじめの一歩について論じている。また、授業の準備や理科室経営などのポイントについても述べている。特集で取り上げている創意工夫を凝らした実践例を読み解き、1学期を見通した授業づくりについて、読者とともに考えていければと思う。(「主張 見通しをもった理科の授業を」より)
主張 見通しをもった理科の授業を/箕輪 秀樹
1 小学校3年 1学期の授業づくりをはじめよう/平松 大樹
2 小学校4年の理科を担当するにあたって/真野 功
3 小学校5年 学校の中にある自然の教材を探すところから始めよう/勝原 崇
4 小学校6年 物のゆくえがわかる1学期の学習に/八田 敦史
5 中学校 生徒が話したくなる理科/石神 克海
6 高校 陰極線から始める物理基礎/小沢 啓
実験・観察 春の野草の観察/濱中 修
ほか
判型・頁数 | B5判・96頁 |
定価 | 本体1000円(税込) |
ISBN | 978-4-7807-1572-9 C0340 |
出版年月日 | 2022年4月1日 |
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