理科教室
2021年12月号 No.804
科学教育研究協議会 編
今、国際社会は、持続可能な社会の実現のためにSDGsの17の目標を提唱し、環境保全に動き出している。特集では、まず「正しく知る」という言葉をキーワードにして以下の柱を立てた。
1,地球環境の現状を知る
地球環境は、どう変化し、どのような現状なのだろうか。科学的な調査、分析に基づく環境の変化の実態を知る。
2,生物と生物が生きる環境を知る
人間は化学物質を垂れ流し、外来生物を侵入させたことが、従来の生態系やその土地の環境や我々の生活にどう影響させたか。我々は、本来の生物や生物が育つ過程や環境を知ることで、その土地の生活や生態系はどんなものであったかを理解する。
3,災害と生活の繋がりを知る
現在78億人と言われる人口の多くは、平野や海に近い島々など低地で生活し、今は傾斜地にも宅地を広げている。温暖化によって海面上昇、洪水や土砂崩れ等の災害で命の危機にいつもさらされている。また、火山活動や地震などを含めて自然災害を避けて通ることはできない。
主張 地球環境について何をどのように伝えるか/斎藤 公光
1 私とお米と琵琶湖~そのつながりを自覚する学び~/沢田 匡
2 地球環境問題をどう教えてきたか、何をしてきたか/町井 弘明
3 生き方を問う理科の授業~5年「人のたんじょう」で水俣病問題を扱う/竹下 清一朗
4 野生動物との共存をめざす羅臼町のクマ学習/金澤 裕司
5 学校教育と地域との連携~足で実感する地域の自然/堀 しづ子
ほか
判型・頁数 | B5判・96頁 |
定価 | 本体1000円(税込) |
ISBN | 978-4-7807-1568-2 |
出版年月日 | 2021年12月1日 |
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