日本の科学者

2023年1月号

日本科学者会議 編

特集:市民のための科学コミュニケーション

本特集ではまず,2017年から日本心理学会の理事としてシチズンサイエンスプロジェクトに取り組んでいる研究者,2004年にイギリスのカフェ・シアンティフィーク(サイエンスカフェ)についての現地調査を実施し調査報告書を取りまとめた研究者と,従来の科学コミュニケーションの枠を超えるシチズンサイエンスの可能性と今後に向けた対話をテーマに掲げた座談会を試みた.

特集 市民のための科学コミュニケーション

読者の声 02

まえがき 立花浩司 03

言葉の玉手箱 立花浩司 04

〈座談会〉従来の科学コミュニケーションの枠を超えるシチズンサイエンスの可能性と今後に向けた対話
出席者:髙瀨堅吉,中村征樹 司会:立花浩司 05

科学技術コミュニケーションとシチズンサイエンス
──専門家政治と民主政治の断裂を越えるために 春日 匠 17

「弱者」を主語に 伊藤久徳 24

サイエンスカフェの意見交換は相互行為においてどのように達成されるか 小泉千尋 31

【コラム】SNS「iNaturalist」から考える現代の市民科学 室井宏仁 37

【コラム】地域に根ざした,市民がつくるサイエンスカフェ 出席者:岩村道子,片山実紀 ファシリテーター:立花浩司 40

【コラム】気づきを引き出すゲーミングのデザイン 日比野愛子 42 

【コラム】サイエンスカフェの伝播が育む科学コミュニケーション
     ──九州北部地域でのサイエンスカフェ研究を事例に 小林良彦 44

【談話室】
ないのなら作ってしまえ科学館
─手作り科学館 Exedra5年間のキセキ
羽村太雅 46

【ひろば】
労働契約法の趣旨に反する理化学研究所の研究職員の大量雇止め
金井保之 48

日本の研究力の低下,研究者の大量解雇が注視されている
小笠原京子 51

【本】
藤本文朗・小野川文子 監修 小畑耕作・近藤真理子・宮本郷子 編
『人権としての特別支援教育』 佐々木 豊 52

〈科学者つうしん〉 53

〈編集後記〉長野八久 56

判型・頁数 B5判並製・56ページ
定価 本体800円(税込)
ISBN 978-4-7807-2074-7 C0336
出版年月日 2023年1月1日

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