日本の科学者
2021年8月号 vol.56 No.8
日本科学者会議 編
コロナウイルス禍が社会を覆う中、日本の大学教育も苦労を重ねてきた。特集では、個別の大学の事例を通し、学生が、あるいは教員が、どのような状況に置かれているのかを浮き彫りにしている。例えば4割以上の学生が体調不良を訴えており、新入生が友だちをつくれずにいるという。また、オンライン授業導入の混乱やそのメリット、デメリットを整理し、今後の大学教育の在り方の提案も行っている。
コロナウイルス禍が大学にもたらしたもの──国立理工系単科大学の例を通して/前田耕治
非対面講義における教員養成系講義のとりくみ/近藤真理子
コロナウイルス禍の大学で取り組んだこと/杉田真衣
コロナウイルス禍における国際交流/保田彪賀
コロナウイルス禍における学生のメンタルヘルス──多様な心理的メンタル、ヘルス相談形態が可能に/杉田義郎
コロナ危機を越えて留学生は未来を目指す/西口奈津子
談話室:コロナウイルス禍における一女性研究者の葛藤──ケア労働と大学業務と研究/長谷川千春
判型・頁数 | B5判・64ページ |
定価 | 800円(税込) |
ISBN | 978-4-7807-2057-0 |
出版年月日 | 2021年8月1日 |
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