日本の科学者
2021年6月号 vol.56 No.6
日本科学者会議 編
2007年の学校教育法改定に伴い、特殊教育から特別支援教育へと制度がかわった。大学では2019年より、小中学校の教員免許状を取得する学生は特別支援教育の単位が必須となり、毎年20万人以上が受講している。しかし、特別支援教育の対象は発達障害と考えられる児童生徒、不登校児童生徒、外国人の児童生徒など、大きく拡大した。憲法の理念に基づく特別支援教育創造の土台づくりを目指し、特集を組んだ。
まえがき/藤本文朗
言葉の玉手箱/近藤真理子
特別支援教育──日本におけるその歴史とひとりの教育実践者の総括と展望/二通 諭
コロナ禍における障害児への影響と学校の役割──特別支援学校の保護者調査から/小野川文子
大学における「特別支援教育」の意義と展望──インクルーシブな学びの可能性/近藤真理子
ベトナムの特別支援教育と教員養成の歴史と現状──日本との交流を通して/竹澤大史、藤本文朗
談話室:コロナ禍における障害を持つ仲間たちの現状─命の選別に抗って重い障害を持って生きるということ/安積遊歩
クローズアップ:人為起源温室効果ガスによる地球温暖化現象と気候変動の問題について/中島映至
判型・頁数 | B5判・56ページ |
定価 | 800円(税込) |
ISBN | 978-4-7807-2055-6 |
出版年月日 | 2021年6月1日 |
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