日本の科学者
2021年2月号
日本科学者会議 編
ベーシック・インカムは政府が全ての個人に無条件で、生活に最低限必要な現金を支給する政策であり、所得格差を縮小できる処方箋の一つとしても注目される。部分的なベーシック・インカムも含めてその支給水準と財源確保、税・社会保障制度の今後のあり方を巡っては大いに検討の余地があるであろう。ただし、近年の施策は「官邸主導型」で進められる傾向がある。コロナ禍において、オンライン会議が一般的になりつつあるなかで、ベーシック・インカムをめぐる国民的議論がいっそう深められればよいのではないかと考える。
まえがき/小沢修司
言葉の玉手箱/小沢修司
ベーシック・インカム導入実現へ向けて/波頭 亮
ベーシック・インカムと経済政策の争点──野党の共通政策のために/本田浩邦
定常化社会におけるベーシック・インカム/広井良典
人類史におけるベーシック・インカムの意義/尾関周二
判型・頁数 | B5判・56ページ |
定価 | 本体727円+税 |
ISBN | 978-4-7807-2051-8 |
出版年月日 | 2021年2月1日 |
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