日本の科学者
2019年7月号
日本科学者会議 編
成人すると皆職業に就くが、日本の教育は職業教育の視点が脆弱である。大学の入学試験の主流は学力のため、高校では依然として学力中心の教育が行われる。国民の多くが学力上位校を目指して偏差値競争に参加し、競争に参加しない者は職業教育の機関で学び、実務労働に従事するという構造である。しかしながら教育機関の役割は、生徒・学生が社会の仕組みを学び、教養を身につけることに加えて、 仕事の世界への準備として欠かせない職業分野に即した知識やスキルを与えるのも重要な柱である。
まえがき/中嶋俊一
言葉の玉手箱/中嶋俊一
ものづくり分野の人材育成─教育と訓練/生方俊典・平塚剛一
ポリテクセンター関西での技能・技術教育──社会人向け再教育・訓練の現場から/杉本義徳
人手不足にともなう人材育成の整備─確かな技能・技術教育に向けて 高橋史明
ものづくり技術者に求められるもの/中嶋俊一
判型・頁数 | B5判・56ページ |
定価 | 本体741円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1349-7 |
出版年月日 | 2019年7月1日 |
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