地球誕生・生物進化の物語
星屑から皆さんの体ができるまで
渡辺採朗
宇宙誕生から137億年、地球誕生から46億年、そして生命誕生から40億年。わたしたち人類はこの途方もない時間を経て誕生したかけがえのない貴重な存在です。
本書は、生命誕生から40億年の歳月の間に、生物がさまざまに分化・進化してきたいとなみを、身近な生物の詳細図(解剖図)を使って、解明。明日への希望と勇気を与えてくれる一冊です。
第1章 有機物の誕生(図版1)
1節 生物を構成する有機物の元になる炭素、酸素、窒素の誕生 10
2節 生物体を構成する有機物の誕生 10
第2章 原核生物から単細胞動物への進化(図版2~3)
1節 生命の誕生 14
2節 最初の生物から動物への進化 17
第3章 多細胞動物への進化(図版4~6)
1節 海中に出現した多細胞動物 22
2節 ミジンコの観察 24
3節 原生動物(ゾウリムシなど)の観察
第4章 陸上脊椎動物への進化(図版7~11)
1節 硬骨魚類の出現と陸上への進出 32
2節 アジの体の仕組み―脊椎動物の基本的体制 35
第5章 鳥類への進化(図版12~19)
1節 鳥類誕生への道筋 44
2節 鳥類における胚膜の形成 46
3節 ニワトリの臓器の仕組み 47
第6章 哺乳類への進化(図版20~26)
1節 哺乳類誕生への道筋 58
2節 真獣類の胎盤形成 60
3節 マウスの細密画 60
4節 ブタの頭部器官の細密画 62
5節 ブタの頭骨の細密画 66
第7章 ヒトへの進化(図版27~36)
1節 樹上生活に適応する皆さんの先祖 70
2節 現生人類への道筋 72
3節 骨格模型の観察 75
第8章「なぜ、皆さんは貴重なものなのか」 81
おわりに 84
寄稿論文「君が学ぶ理由を考えてみませんか?」西垣 亮 85
《解剖の手引き》 91
渡辺採朗(わたなべ さいろう)=1956年徳島県生まれ。1980年北海道大学卒業。同年より神奈川県立高校の教諭として2022年3月まで生物教育に携わる。その間、『自然から学ぶ』をモットーに、生徒との対話を重視し、実物観察を多く取り入れた授業を実践してきた。
著書に『細密画で辿る生物進化の足跡 大人の解剖図鑑』(2023年、本の泉社)、『命を体感する授業づくり 体(からだ)を観察する「動物の解剖(観察)マニュアルと図譜」』(『理科教室』掲載論文集、2019年、本の泉社)。
判型・頁数 | B5判並製・96頁 |
定価 | 1,650円(税込) |
ISBN | 978-4-7807-2268-0 |
出版年月日 | 2024年9月24日 |
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