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坊っちゃんの世界史像

竹内真澄

漱石の『坊っちゃん』を東西思想を対決させた作品であるとする著者は、ビートルズ、浜崎あゆみ、長渕剛らの創造活動から愛とビジネスの相剋を導き出す。

 

はじめに
第1章 坊っちゃんの世界史像
第2章 一人称主人公視点
第3章 ビートルズ革命の世界史的意味 ──レノンとマッカートニーの言葉と行動──
第4章 大城立裕の二人称「おまえ」
第5章 君は君のままで ──浜崎あゆみのはやり歌──
第6章 おじさんの歌
第7章 竹内好と丸山眞男
第8章 都市は笑う
第9章 寺島実郎の議員削減論に異議あり
第10章 小説の未来
第11章 現代の個人
第12章 漱石における賃労働の問題
第13章 自己本位と則天去私
第14章 ぼくの思想史の方法 ──構造・コンテクスト・テクスト──
初出一覧
あとがき

【著者略歴】
社会学博士
1954年 高知県生まれ。
1982年 立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学
現在 桃山学院大学社会学部教授、京都自由大学講師
〈主な著書〉
『福祉国家と社会権 デンマークの経験から』晃洋書房、2004 年
『物語としての社会科学 世界的横断と歴史的縦断』桜井書店、2011 年
『諭吉の愉快と漱石の憂鬱』花伝社、2013 年
『社会学の起源 創始者の対話』本の泉社、2015 年
『近代社会と個人 〈私人〉を超えて』御茶の水書房、2022 年
『思想から見た西と東 西洋思想史のアジア論的転回』本の泉社、2024 年
〈編書、共著〉
『水田洋 社会思想史と社会科学のあいだ』晃洋書房、2015 年
『石田雄にきく 日本の社会科学と言葉』本の泉社、2015 年

判型・頁数 B6判変形・240頁
定価 1430円(税込)
ISBN 978-4-7807-2265-9
出版年月日 2024年7月29日

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