ホーム刊行書目録 > 青春の色彩

青春の色彩

 

菱﨑 博

物語の舞台は1960年代後半、高度経済成長のまっただなか。
「希望と混迷が混在した時代に、多くの若者が将来への不安や生活苦を抱えながら、小田桐佳菜がたどったように失敗や過ちを繰り返し、失望や孤独を乗り越え懸命に生きていました。そんな若者たちの姿を思い出し一つの意思として残したく、創作と向き合ってきました。」(あとがきより)

 

1 桜並木の下で
2 学生街の喫茶店
3 薄桃色のイヤリング
4 誓約書
5 八雲湿原
6 遭難の原因
7 幼き体験
8 大原女
9 雛の葬送
10 意思の押し付け
11 水芭蕉
12 波乱の訪問
13 土木作業
14 寒風に向かう
15 古典的なエゴ
16 合意の有無
17 赤い服のお人形
18 別れの手紙
あとがき

著者略歴
1949年12月3日京都西三条部落に生まれる。1968年3月京都洛南高校卒業。同年6月京都民医連春日診療所勤務。1971年3月京都市役所勤務。1997年部落問題研究所文芸部会参加。2003年日本民主主義文学会京都支部入会。2007年3月京都市役所退職。
著書に『舞鶴湾の風』(本の泉社)など。

判型・頁数 四六判並製・320頁
定価 2000円(税込)
ISBN 978-4-7807-2257-4
出版年月日 2024年4月6日

▼ご購入はコチラ

本の泉社通販サイト