「切り札」山下泰裕は日本柔道界を変革できるか
木村 秀和
「はじめに」で著者は言う、「私は心配なのである。というのも日本の柔道人口が年々減少し、ついに10万人台、しかもそれを割ろうかというまでになってしまっていること」、そして「最後の切り札」として全柔連会長に就任した山下泰裕氏のもとでも暴力事件が減らないどころか、「改革に背を向けた姿勢が目立つ」。いったいどうなってしまったのか。
30年余にわたって日本柔道界を見続けてきたジャーナリストが、思いの全重量をかけて問いただし、提言する。山下よ、目を覚ませ!と。
Ⅰ 変わっていく山下泰裕
Ⅱ 敬して遠ざけられている山口香
Ⅲ 山下全柔連が抱えるさまざまな課題(1)
Ⅳ 山下全柔連が抱えるさまざまな課題(2)
Ⅴ 日本柔道界への提言
木村 秀和(きむら ひでかず)=1942年生まれ。父が2・26事件出撃の下士官で国外追放されたため、中国内モンゴル自治区フフホト市に生まれる(1945年日本に引き揚げ)。小・中学時代は柔道少年。早稲田大学卒業。1991年から2019年まで主に月刊誌『近代柔道』を舞台に柔道界を取材した。とくに暴力問題、男女差別問題などを追及。
判型・頁数 | 四六判並製・200頁 |
定価 | 1300円(税込) |
ISBN | 978-4-7807-1830-0 |
出版年月日 | 2021年12月10日 |
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