八月の遺書
能島龍三短編小説集
能島 龍三
1931年9月18日=満州事変、中国東北部占領、1937年7月7日=盧溝橋事件、日中戦争全面化、1941年12月8日=真珠湾攻撃、太平洋戦争開戦…… その日からの戦争と戦後を「団塊世代」が子・孫たちに問いかける8編の短編小説。「各編に、戦争責任や戦後責任を自分に引き受けて生きていこうとする人々の苦闘が通底している」(原田敬一「解説」より)。
怪談
劇場にて
碧落の風に
青の断章
永訣のかたち
分断の系譜
母の初恋
八月の遺書
解説 原田敬一
能島 龍三(のじま りゅうぞう)=1949年群馬県生まれ。群馬大学教育学部卒業。長く東京都公立学校教員をつとめる。日本民主主義文学会会員。
小説集に『虎落笛』『風の地平』『分水嶺』『夏雲』『遠き旅路』など。
判型・頁数 | B6判変形・224頁 |
定価 | 1100円(税込) |
ISBN | 978-4-7807-1832-4 |
出版年月日 | 2021年11月6日 |
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