墓仕舞い
荒川 昤子
40代で夫に先立たれ、2人の娘を行商で育てあげた母、2人がそれぞれ都会に巣立っていったあと、上の娘の出産を機に都会に住みついて50年、100歳で亡くなるまでの折々の葛藤を9つの短編にまとめてあります。
独りで老いてゆく現代を考えさせます。遠慮のない女3人の心のひだを軽快に描いています。
父の骨
小さな旅
五分咲きの桜
捨てた手紙
午後のひととき
老いたきょうだい
うそ
墓仕舞い
はい チーズ
荒川 昤子(あらかわ れいこ)=1947年新潟県北魚沼郡(現魚沼市)生。1965年新潟県立小出高校卒業。2008年放送大学卒業。日本民主主義文学会会員、『白桃』同人。著書に房総文芸選集『荒川昤子集』(あさひふれんど千葉)、『訪問者たち』(東銀座出版社)など。
判型・頁数 | 四六判・ |
定価 | 本体2600円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1967-3 |
出版年月日 | 2020年6月3日 |
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