住民参加の平和都市づくり
田辺 勝義
本書には、住民、市民、若者が自主的に住民運動や市民運動を起こして、地域や街や環境を変え、未来に引き継ぐ道筋をつくりあげた経過が示されています。第1章では、戦前、南武線(現在のJR南武線)沿いに拡張した軍事工場用地が、戦後は米軍(当時の用語は「進駐軍」)に接収された土地を住民の運動で返還させ、跡地に「中原平和公園」を実現した経緯が詳しく紹介されています。さらに、樹林地の保全、水辺を蘇らせたとりくみなど川崎市内の運動を紹介、住民運動の参考書として最適な一冊です。
第1章 「平和をきずく市民のつどい」三六年─川崎の平和都市づくりを顧みる
第2章 街中の樹林地保全の試み
第3章 どうすれば街中の水辺は甦るか─川崎市・江川の取り組み
第4章 共同発電・おひさまフェスに集う若者たち
【付】 原爆症認定集団訴訟から福島の放射能汚染を考える
判型・頁数 | 四六判・144頁 |
定価 | 本体1200円+税 |
ISBN | 978-4-780-1955-0 |
出版年月日 | 2020年1月12日 |
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