マルクスと個人の尊重
牧野 広義
個人は一人ひとりでは弱いものですが、団結し連帯すれば、大きな力を発揮することができます。このように、「個人の尊重」を「社会的協同」によって実現しようというのが、マルクスの思想です。本書では、このようなマルクスの思想について考えたいと思います。(「まえがき」より)
他、2話(開墾地の春/婿養子)を収録。
序 章 個人の尊重を社会的協同で
第1章 個人の尊重とマルクス
第2章 マルクスの世界観─世界は変えられる
第3章 『資本論』と変革の哲学
第4章 『資本論』のエッセンス─真の主人公は労働者
第5章 将来社会と個人の尊重
牧野 広義(まきの ひろよし)=1948年奈良県生まれ。哲学研究者、ヘーゲル弁証法が専門。1971年京都大学文学部哲学科卒、77年同大学院博士課程単位取得満期退学、大阪経済法科大学教養部講師、助教授、阪南大学経営情報学部教授。労働者教育協会副会長。近著に『「資本論」から哲学を学ぶ』、『知のエッセンス 働くものの哲学』、『人間的価値と正義』、『ヘーゲル論理学と矛盾・主体・自由』、『マルクスの哲学思想』など。
判型・頁数 | A5判・112頁 |
定価 | 本体1300円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1948-2 |
出版年月日 | 2019年10月25日 |
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