新生「菜園家族」日本
世界に誇る日本国憲法 究極の具現化 東アジア民衆連帯の要
小貫 雅男・伊藤 恵子
世界は変わる 人が大地に生きる限り
「菜園家族」の未来構想の根底には、人々の心に脈々と受け継がれてきた大地への回帰と止揚(レボリユーション)という民衆の揺るぎない歴史思想の水脈が、深く静かに息づいている。まさにこの民衆思想が冷酷無惨なグローバル市場に対峙し、素朴で精神性豊かな21世紀未来社会への新たな局面を切り拓く。
世界に誇る日本国憲法 究極の具現化
新生「菜園家族」日本が「東アジア世界」の分断と対立の長き歴史に訣別を告げ、やがて東アジア民衆の連帯に先鞭をつけるにちがいない。混迷と保身の「令和」の時代。たとえそれがどんな時代になろうともあなたの夢を忘れないで。
~扉のことばより~
第Ⅰ章 東アジア近代への胎動、民衆の可能性と限界
― 19世紀東部モンゴル、ト・ワン所領を「地域」モデルに ―
第Ⅱ章 「東アジア世界」の歴史的構造とその展開の特質
― 北の辺境モンゴルの視点から ―
第Ⅲ章 21世紀未来の新たな社会のあり方をもとめて
第Ⅳ章 「菜園家族」日本の構築
― 21世紀、素朴で精神性豊かな自然循環型共生社会への道 ―
第Ⅴ章 21世紀こそ草の根の変革主体の構築を
― 本物の民主主義の復権と地域再生 ―
第Ⅵ章 「菜園家族」の台頭と草の根の高次創造の世界へ
― 資本の自然遡行的分散過程 ―
第Ⅶ章 今こそ近代のパラダイムを転換する
― 生命本位史観に立脚した21世紀未来社会論 ―
第Ⅷ章 新生「菜園家族」日本こそ、東アジア民衆連帯の要
― 自然循環型共生の21世紀「東アジア世界」をめざして ―
小貫 雅男(おぬき まさお)=1935年生まれ。滋賀県立大学名誉教授、里山研究庵Nomad主宰。
伊藤 恵子(いとう けいこ)=1971年生まれ。里山研究庵Nomad研究員、大阪大学および立命館大学非常勤講師。
判型・頁数 | A5判・384頁 |
定価 | 本体2500円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1945-1 |
出版年月日 | 2019年9月26日 |
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