AIと資本主義
マルクス経済学ではこう考える
友寄 英隆
本書ではAIを人間論的な視点での研究対象としてはとらえずに、あくまでも人間による被造物として、経済学的な研究対象として扱う立場を貫こうとしてきました。本書の表題を「AIと人間」とせずに「AIと資本主義」としたのも、そうした意図を示すためにほかなりません。AIの急速な技術的な進化によっていま問われているのは、「人間のあり方」ではなく、「資本主義という社会のあり方」であるということを主張したかったからです。(「あとがき」より抜粋)
第Ⅰ部 AIを見る視点
第Ⅱ部 AIの進化と「劣化する資本主義」
第Ⅲ部 AIと労働過程の研究
第Ⅳ部 マルクスと「機械工業の原理」
むすびに AIとマルクス経済学 ─探究すべき課題について
友寄 英隆(ともより ひでたか)=1942年、沖縄県生まれ。一橋大学経済学部卒業、同大学院修士課程修了。月刊誌『経済』編集長などを歴任。現在、労働者教育協会理事。
判型・頁数 | A5判・248頁 |
定価 | 本体2000円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1927-7 |
出版年月日 | 2019年5月18日 |
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