散文精神について
広津 和郎
本書は1947年6月に新生社から出版された『広津和郎評論集 散文精神について』に収録された論考に、新たに「散文精神について」「散文芸術について」「再び散文芸術について」を加えて成り立っている。収められた論考で最も早いものは、1924年9月の『新潮』に発表された「散文芸術の位置」、発表時期が最も遅いものは1944年7月の『八雲』に発表された「徳田秋声論」である。
「みだりに悲観もせず、楽観もせず」ー散文精神を戦時下の抵抗軸として掲げた広津和郎。
没後50年、あらためて現代を見つめなおす。
文学と人生を思い、政治を考える。
広津 和郎(ひろつ かずお)=1891年-1968年。小説家、文芸評論家、翻訳家。
判型・頁数 | 四六判・256頁 |
定価 | 本体2200円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1905-5 |
出版年月日 | 2018年10月3日 |
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