菜園家族レボリューション
日本国憲法、究極の具現化
小貫 雅男/伊藤 恵子
21世紀型「新大国主義」の台頭とも言うべき、今日の新たな歴史的段階に突入し、戦争の危機迫るこの暗い世界にあって、日本国憲法のなかんずく前文および第九条「戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認」の精神は、いよいよ燦然と輝き、私たちの行く手を照らしている。この第九条こそ、大国主義への誘惑を排し、他者に対する深い寛容の精神と、非同盟・中立、非武装・不戦の平和主義に徹した小国主義への道である。このいのちの思想を今日の現実世界において如何にして実現していくのか。本書では、その可能性をわが国の経済・社会のあり方、つまり、21世紀未来社会論としての「菜園家族」構想の側面から探究する。
第一章 何と愚かな狂気の沙汰、あの忌まわしい戦争をまた繰返すのか
欲深い権力者の駆け引きではなく、民衆の英知の結集が未来を拓く
第二章 近代を超克する新たな時代のステージへ
日本国憲法の小国主義の土台を築く「菜園家族」
第三章 「菜園家族」を土台に築く円熟した先進福祉大国
近代を超克する新たな社会保障制度を探る
第四章 二一世紀こそ草の根の変革主体の構築を
本物の民主主義の復権と地域再生
第五章 「菜園家族」的平和主義の構築
いのちの思想を現実の世界へ
第六章 じり貧への危惧を払拭し、草の根の高次創造の世界へ
「菜園家族」の台頭と資本の自然遡行的分散過程
第七章 今こそ近代のパラダイムを転換する
生命本位史観に立脚した二一世紀未来社会論
判型・頁数 | A5判・160頁 |
定価 | 本体1200円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1671-9 |
出版年月日 | 2018年2月 |
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