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『原爆の子』の父 長田 新 

子どものしあわせと平和のために生涯をささげた日本のペスタロッチー

川島 弘

……吾々はこの悲劇を「世界の終わり」ではなくて、「世界の始まり」としなければならない。
『原爆の子の父』長田 新の言葉が、福島第一原発の過酷事故以降、心の奥で鳴り止まない。
きわめて不穏なこの時代に、本書が刊行されたことを、わたしたちの「世界の始まり」としたい。
作家・子どもの本の専門店クレヨンハウス代表   落合 恵子 推薦

 戦争や原爆という悲劇を二度と繰りかえしてはならない。これを過去のものとして人びとの記憶から忘れ去らせてはならない。平和の尊さを、これからの世代に伝えるための資料として、被爆した子どもたちの思いを誰かが記録しておかなければならない。(中略)そんな厳しい時代に、勇気をもってこの『原爆の子』を編集し、世の中に出した長田新とはどのような人だったのでしょうか。(「まえがき」より抜粋)

まえがき

第一部 生い立ちから学生時代まで
第一章 生い立ち
第二章 高等師範学校時代
第三章 大学時代

第二部 日本のペスタロッチー
第一章 澤柳政太郎の片腕として
第二章 ペスタロッチー研究にうちこむ
第三章 川井訓導事件
第四章 世界的ペスタロッチー研究者に

第三部 子どものしあわせと平和を守るために
第一章 戦時中の長田新
第二章 原子爆弾
第三章 広島大学の誕生
第四章 『原爆の子』出版
第五章 『原爆の子』の反響とその意義
第六章 平和運動の先頭に立って

あとがき 今なぜ長田新か

長田新の紹介など

川島 弘(かわしま ひろし)=1951年長野県諏訪郡下諏訪町生まれ。長野県諏訪清陵高等学校、信州大学教育学部卒業。信州大学大学院人文科学研究科修了(教育社会学)。長野県内の高等学校に勤務。専門は国語。2010年に退職し、現在は長野県箕輪町でJAZZ & ART CAFE PLATを経営。ジャズ文化の地域への普及活動のかたわら教育、江戸文化、芸術、サブカルチャー関連などの研究にいそしむ。

判型・頁数 四六判上製・168頁
定価 本体1380円+税
ISBN 978-4-7807-1174-5
出版年月日 2014年8月

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