『季論21』2020年夏(49)号

『季論21』2020年夏(49)号

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季論21

著者

『季論21』編集委員会

出版年月日

2020年7月20日

ISBN

978-4-7807-1863-8 C0336

判型・ページ数

A5判248ページ

定価

909

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書籍説明

【特集】コロナと共に生きるということ
感染者は1千万人を超え、死者も50万人に達しようとしている(6月28日現在)。新型コロナウイルスの感染被害は止まらない。日本国内も感染者は2万人近くにのぼり、死者は千人を超えようとしている。思いがけない数字が次々に飛び込んでくる。たとえば、学校に通えない子どもたちが世界で15億人以上にのぼり、アメリカの4月の失業者2050万人。わが国はコロナ対策に56兆円を超える補正予算を決めたが、空前の規模とはいえすべて国債で賄う。これまでの分と合わせると国民一人あたり770万円ほどの借金になる。
それでも、10年後にはいい世の中になっているという希望があれば我慢も出来る。そうでないから、このコロナ危機に悩むところは深い。コロナは滅びないだろう。人類(人体)に入り込んで生息し、ときおり暴れるに違いない。とすれば、どう共に生きていくか。サンミツ(三蜜)回避や社会的距離をとって暮らすことは当然としても、社会のあり方を変えないで事が済むとも思えない。これまでの何を守り、何を捨て、何を変えていくか。3・11後には取り逃がしたそれを、こんどこそ手にしたい。少なくともその議論と摸索を本気で始めたい。歴史の転換点はそう幾たびもないのだから。

目次

グラビア 嵐圭史舞台生活70年
巻頭言 「コロナ禍」からの教訓   吉田傑俊
観測点   国民が国政動かす時代(宮城義弘)
コロナ危機とアメリカの「エッセンシャルワーカーズ」のたたかい(岡田則男)
【特集】コロナと共に生きるということ
コロナ禍に日本再生の基軸を考える 寺島実郎
喉元を過ぎさせないために 藤原辰史
新型コロナウイルスの感染と防御 宗川吉汪
コロナ禍の学校と教育 渡辺雅之
テレビが写したもの、写さなかったこと 浮田 哲
【対談】歴史事実と歴史認識・下―「軍慰安婦」、ファシズム、帝国意識などから考える
宮地正人・吉見義明

平成の天皇とは何だったのか(3)冷戦後30年の日本政治と天皇 渡辺 治
日本国内における戦争加害の痕跡について(2) 李 修京
「エネルギー戦略」によるグリーン・リカバリー 明日香壽川
【次世代からの問題提起】
小沢一郎論 城下賢一
階級闘争の復権に向けて 佐々木隆治
在り得べき「もう一つの世界」へ   中村一成
ヴァージニア・ウルフの#Me Too 片山亜紀
明日も春を待つ 俳句の十年後問題 堀田季何
中国文化大革命50年の記念と記憶
――楊継縄『文化大革命五十年』を通読して文革研究を再考する 山本恒人
『歴史の中の東大闘争』疑問と批判、指摘を受けて 伊藤谷生
書評
望田幸男『ドイツ史学徒が歩んだ戦後と史学史的追想』 池内 了
基礎経済研・東京編『労働組合をどうする』 馬場隆雄
高橋孝司『中国社会の法社会学』 大西 広
小説・木下尚江                      原 健一