『理科教室』2020年8月号

『理科教室』2020年8月号

在庫あり

理科教室

著者

科学教育研究会編

出版年月日

2020年8月1日

ISBN

978-4-7807-1552-1 C0340

判型・ページ数

B5判96ページ

定価

909

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書籍説明

特集 3・11から9年、放射線・原子力をどう扱うべきか

3.11から丸9年たち、東京オリンピック・パラリンピックを誘致するとき、福島の現状は「アンダーコントロールである」かのような宣伝がなされ、原発再稼働の動きも時間がたつにつれて活発になっています。また、昨年度は文科省の「放射線副読本」の改訂版が発行されて全国の小中高に配布され、文科省はその利用状況をアンケートで調べるなど、利用を強制する動きも出ています。「放射線副読本」は、原発事故について触れてはいますが、根本的な原因から話をそらし、掘り下げることもなく、放射線のリスクと利点のうち利点を強調し、一見放射線に対して科学的なスタンスで記述しているように見せながら、放射線に対する安心感を高めようという意図が透けて見えます。 このような状況の中で、原発事故から10年近くたつことにより、学校現場でも放射線教育の重要度が下がり教員の意識も下がりつつあると感じます。様々な授業者の立場の中で、何をいかに教えていくのかを、さらに深めて、取り組んでいく必要があると強く思います。

目次

巻頭エッセイ ミジンコの飼育と「サバイバル生き残り作戦!」 采女 詠一 表2 巻頭口絵 たたら製鉄を生んだ奥出雲の自然 菅田 康彦 02 ここがポイント!理科の授業  小学校5年 花から実へ 野村 治 08 小学校6年 月と太陽 小幡 勝 12 実践記録 ‌小学校3年 じしゃく 長江 真也 16      中学校1年 物体の間に働く力 池田 享平 22 特集 3.11から9年、放射線・原子力をどう扱うべきか 主張 放射線・原子力教育は何を目標とすべきなのか 鈴木 健夫 28 1 福島および日本の原発・放射線の現状 松久保 肇 29 2 放射線の授業で大切にしていること 佐藤 利夫 40 3 放射線副読本(平成30年9月 文部科学省)について考える 篠崎 勇 46 4 「原子核と放射線の授業」(高校 物理基礎) 町田 智朗 50 5 義務教育までは生物学習の観点を重視 瀬田 裕司 56 6 小学校における放射線教育の例 平田 幸憲 62 実験・観察 地学の実験実習 小ネタ集 地球の大きさと形 中井 賀津雄 68 理科教師日記 1人1実験を整備する 粂川 祥一 70        水辺の活動を通して子ども同士の交流を目指す 北野 大輔 74 視点 新型コロナウイルスが界面活性剤で失活するしくみ 高橋 匡之 78 宮沢賢治と科学実験 原子の輪廻と再結晶 四ヶ浦 弘 85 行ってみよう科学探険 奥出雲多根自然博物館 菅田 康彦 86 読者のひろば 88 理科サークル東西南北 90 科教協だより 91