村山士郎教育論集Ⅴ 教師の生き方と教育実践の創造

村山士郎教育論集Ⅴ 教師の生き方と教育実践の創造

在庫あり

教育

著者

村山士郎

出版年月日

2015年9月5日

ISBN

978-4-7807-1227-8

判型・ページ数

A5判 304ページ 上製

定価

2,500円+税

書籍説明

戦後書かれてきた多くの教育実践記録をどう読むか。そこに、今日の教師たちの方向性を見出すヒントが隠されています。

目次

第一部  子どもに向き合い、時代を生きる教師たちへ

Ⅰ 若い教師たちへの期待 

1 新人教師の現実と感情労働化する教師の仕事

2 子どもの今を共感的に受けとめることを専門性の基本に

3 若い教師が個性豊かに育つために

4 若い教師たちへの期待

─ 子どものために身を切って真実を語る勇気を ─

Ⅱ 教師・笠原紀久恵に学ぶ

   ― 『友がいてぼくがある』の生活共感

1 出会いをつくる

2 字っていいもんだ

3 感じる心・はずむ心

Ⅲ 教師・桐山京子に学ぶ

   ― 『学校はぼくの生きがい』の中学生像 ―

1 卒業生あつまる

2 中学生の変革可能性をつかむ

3 生徒の表現活動と労働・自治

─ 中学校をくみたてなおす実践原理 ─

Ⅳ 現代学生のなかに青年教師の可能性を読む

1 問題としての「青年教師」

2 捨てたもんでない学生の感覚

3 青年教師の可能性

Ⅴ 教育実践と教師の自己形成

1 教師の力量とは

2 教師の自己形成のみなもと

3 歴史と現実、そして現実からの出発

 

第二部  学童保育の原点と生活づくり

Ⅵ 私の学童保育論の原点 

1 学童保育の可能性

2 生活学校としての学童保育

3 子育ての不安とゆらぎ

Ⅶ 学童保育の生活づくり 

1 生活づくりの目標と活動内容を

2 生活づくり・労働の活動と勤労体験学習

3 子どもの内面に〈みんな意識〉を育てる

4 学童保育の生活づくりを深めるために

5 学童保育実践を書きつづる意味

Ⅷ 子どもの豊かな生活づくりと学童保育の可能性 

1 子どもたちの危機をどうとらえるか

2 学童保育がつくりだす育ちあいの場

3 学童保育の居場所づくりから教育改革へ

4 子どもたちの願いと葛藤に向かいあって

 

第三部  子どもの生活に共感し、教育実践を創る

Ⅸ 私の教育実践学習の出発点

   ― 私のもうひとつの大学院 ―

1 教育における「はげまし」の意味

2 教育実践を創る視点

3 命から地球へ

─ 子どもたちの生活世界を組み替える ─

4 教育実践を核とした教育運動を切り開く

Ⅹ 「学級崩壊」にどう取り組むか 

1 「学級崩壊」と学校の取りくみ

2 一人ひとりの状況を把握して

3 学級の指導方法を組みかえる

4 初等教育と中等教育の枠組みを組みかえる

5 どんな子にも立ち直る可能性がある

Ⅺ 学力低下問題が提起している教育実践的課題

1 学力をどうとらえるか

2 今日の「学力低下」問題が提起している課題

3 学力低下問題をどう考えるか

4 日本とヨーロッパの大学入試(資格試験)問題と学力観

Ⅻ 豊かなことばと表現が確かな学力を育てる

1 学力低下の基底にことばの変容

2 事物への働きかけが生きたことばを生み出す

3 モノの世界を探検し、意味化する

XIII 東日本大震災と子ども・教師

1 はじめに

2 子どもたちのつぶやきと叫び

3 教育を中断してはならない

4 子どもたちの感情に蓋をしてはならない

5 原発に子孫の命は売れない

6 おわりに

 

村山士郎教育論集 第五巻解題

 

〈著者プロフィール〉
村山 士郎(ムラヤマ シロウ)
1944年 山形県に生まれる
1977年 東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、教育学博士。
2015年 大東文化大学名誉教授
現 在  大東文化大学非常勤講師
主な著書
『ロシア革命と教育改革』(労働旬報社、1980年)
『生活綴方実践論』(青木書店、1985年)
『素顔を見せない子どもたち』(大月書店、1988年)
『豊かさ時代の子どもと学校』(新生出版、1991年)
『子どもの心の叫びを聞け』(学陽書房、1994年)
『いじめの世界が見えてきた』(大月書店、1996年)
『子どもの攻撃性に潜むメッセージ』(柏書房、1999年)
『ソビエト型教育の形成と学校コミューン』(大月書店、1999年)
『現代の子どもと生活綴方実践』(新読書社、2007年)
『いじめで遊ぶ子どもたち』(新日本出版、2012年)
『子どもたちを再び戦場に送るな』(新日本出版、2014年)
『村山士郎教育論集(全6巻)』(本の泉社、2015年)