平和のための軍事入門

平和のための軍事入門

在庫あり

社会

著者

早川 敏弘

出版年月日

2014年8月15日

ISBN

ISBN978-4-7807-1170-7 C0031

判型・ページ数

四六判 176ページ 並製

定価

1,000円+税

書籍説明

3.11以降、戦争への道をたどりつつある日本
平和を志向する市民のための軍事入門
平和は何もしなくても手に入るものではありません。一人ひとりが関心を持ち続けるだけで、世界は少しずつ変わります。一人ひとりが毎日を丁寧に生き、命と健康を大切に思うだけで、世界は少しずつ変わります。この危機的状況において、それでも日本人が平和を選択してはじめて、日本人は前の戦争を乗り越えることができるのだと思います。(本文より抜粋)

〈前書きなど〉
2011年3月11日の東日本大震災、そして福島第一原発事故以降、日本と世界は急激に変化しています。そのなかで、未来の子どもたちのために、考えて行動しはじめた市民が増えています。この本が子どもたちのために、どのような未来をつくるのか、みなさまとともに考えていく一助になれば幸いです。(「はじめに」より抜粋)

〈著者プロフィール〉
早川 敏弘(ハヤカワ トシヒロ)
1970年三重県生まれ。
関西学院大学社会学部マスコミニケーション専攻、1994年卒業。
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。
介護支援専門員(ケアマネージャー)。
現在、専門学校講師。
2009年4月より2014年6月まで毎日新聞『ほっと兵庫』にて「暮らしの漢方」連載ほか東洋医学に関する講演、論文執筆多数。

目次

第1章 各国の募兵制度・徴兵制度 11
■社会的統合の手段として利用される徴兵制度 12
■近代戦における女性兵士の台頭 13
■各国の募兵制度 19
《アジア》日本19/韓国21/中国22/台湾22/タイ23/シンガポール23/フィリピン24/インド24
《北米》カナダ25/アメリカ26
《中南米》 軍隊を持たない国 コスタリカ・パナマ29
《ヨーロッパ》ロシア30/東欧諸国31/西欧諸国32/北欧33/イギリス34
■募兵制度のグローバルトレンド 35
第2章 現代において徴兵制は合理的なのか? 41
■普通の人は人を殺せない 42
■心理学を応用して殺人に対する抵抗を減らす 44
■低強度紛争の台頭 47
■現代の戦争を語るうえで外せないキーワード 50
スピード50/特殊部隊51/ロボット技術52/ドローン54/サイバー攻撃56

第3章 社会を歪める徴兵制度 63
■カネとコネのない人間だけが徴兵される 64
■富裕層・上流階級の兵役逃れで社会に募る不公平感 68

第4章 世界の軍隊における虐待・セクハラ・自殺問題 71
■世界中の軍隊で日常となっている虐待・セクハラ・自殺 72
■軍の閉鎖性が虐待の温床 76

第5章 レイプ・カルチャーと人道に対する罪 79
■性的暴行は他者の人格を否定するための行為 80
■戦争の手段として組織的に行われる性的暴行 81

第6章 子ども兵士 87
■シエラレオネ内戦 89
■ウガンダの「神の抵抗軍(LRA)」 92
■イスラエル軍に拘束されるパレスチナの子どもたち 93
■世界中に広がる子ども兵 94
■子ども兵という鏡が映す現代社会 95
■人間の洗脳されやすさが、戦争を可能にする 96

第7章 9・11後の愛国者法が生んだ監視社会 101
■世界中で行われる監視 102
世界中で通信記録を集める監視プログラム102/通信やIT企業が通話情報を提供103
外国へのサイバー攻撃104/同盟国に対する監視網105/英国による情報収集106
自由を求めて「米国へ亡命」する時代から「米国から亡命」する時代に107
■治安維持のためなら何をしても許されるのか 111

第8章 原子力帝国の支配 119
■原子力帝国とは何か マンハッタン計画 120
マンハッタン計画から原子力委員会へ121
太平洋での核実験と被爆被害の矮小化121/エリア51の支配124
広島・長崎の被爆隠しと原子力推進に都合のいい研究結果のねつ造126
■アメリカ原子力委員会からアメリカ原子力規制委員会へ 130
■原子力帝国に対する反旗 131
■原子力帝国の逆襲 133
放射能安全説を学会のコンセンサスに134/メディアを使っての情報操作135
原子力協定締結による囲い込み136
■原子力帝国の頂点に君臨するIAEAの設立 137
歪められたチェルノブイリ原発事故の健康調査138
イラク戦争の引き金となったIAEA中間報告書142
■日本の核はアメリカの国益の下にある 144

第9章 戦争状態からの出発 149
■戦争準備を進める安倍政権 150
■知ることが変化への第一歩 153
■英雄を支えた普通の人々 156
■新自由主義に背を向ける中南米諸国 159
■一般の人たちの意識の高まり 163
■戦争をするのはカネのため 164
■戦争になったら起こることを自分の身に置き換えて想像してみる 165