エックス線物語 ―レントゲンから放射光、X線レーザーへ―

エックス線物語 ―レントゲンから放射光、X線レーザーへ―

在庫あり

教育

著者

馬場祐治

出版年月日

2018年5月発行(5月中旬発売)

ISBN

978-4-7807-1689-4 C0042

判型・ページ数

A5判 176ページ 並製

定価

定価:1,600円+税

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書籍説明

本書は教科書や解説書ではなく、一般の人に「X線とは何か」ということについてある程度のイメージをつかんでいただくために書かれた「物語」です。
ときには科学とあまり関係のない話も出てきます。
ですから、あまり肩肘張らずに、気軽に読み進んでいただけると幸いです。

 

【著者プロフィール】

馬場 祐治(ババ ユウジ)

日本原子力研究開発機構 嘱託

1953年生
東京大学理学部卒業
日本原子力研究所(現:日本原子力研究開発機構)に勤務
同機構 研究主幹
兵庫県立大学 客員教授
佐賀大学 非常勤講師
などを経て現職
理学博士

目次

はじめに/ 7

 

1章:X線の発見

1895年11月8日の出来事 12

君の瞳は1万ボルト 14

クルックスの実験 16

興奮するレントゲン 19

世界を駆け巡るX線発見のニュース 22

エジソンも注目 23

 

2章:X線は波長の短い「光」(電磁波)である

なぜX線が発生したのか? 26

X線は光の一種である 29

さまざまな「光」(電磁波) 31

X線で小さなものを「見る」 35

ミュンヘン大学のレントゲン 38

名伯楽、ゾマーフェルト 39

光の屈折に関する難問 41

英国庭園 43

ラウエの実験 45

はじめてのX線の医学利用 49

ブラッグの実験装置 51

親子でノーベル賞 54

タンパク質の構造も次々と明らかに 56

ついにDNAの構造が見えた! 58

 

3章:X線はエネルギーの大きい「光」でもある

X線の波長とエネルギー 64

夭折の天才 66

モーズレーの実験 69

周期律表のなぞか解けた! 71

モーズレーの法則 73

 

4章:役に立つX線

蛍の光 78

アルキメデスもびっくり! 81

ツタンカーメンの謎を解く 82

3Dのレントゲン写真 84

 

5章:より強いX線を作る

ぐるぐる回るX線管 90

加速器とは? 93

サイクロトロン 95

電子が曲がると光が出てしまう 96

シンクロトロン 97

エジソンが作った会社 99

 

6章:放射光

偶然の発見 102

まっすぐに飛んでくるX線 104

X線にも色がある? 106

すごいぞ! 放射光 108

寄生から専用へ 111

波打つ電子 114

放射光バブル 116

放射光強国、日本 118

役に立つ「放射光」 122

強いX線を使う 123

まっすぐ飛んでくるX線を使う 128

色々なエネルギーのX線を使う 130

カラーのレントゲン写真 133

原子の並び方を観る 136

バラバラのようでバラバラでない? 141

レントゲン写真を動画にする 143

縦横にそろった光 145

電子の回転を観る 147

生命は宇宙で誕生した? 149

 

7章:X線レーザー

まったく新しい「光」 154

レーザーとは? 155

レーザーは普通の光と何が違うのか? 157

難しいX線レーザー 159

色々なX線レーザーの試み /160

新しいレーザー光、「自由電子レーザー」 162

自然に光がそろってくる! 164

夢の光 166

新しいサイエンスの分野が拓けるか 169

 

おわりに/ 172

 

参考文献/ 173