金子勝先生のやさしい憲法教室 ──自民党「日本国憲法改正草案」をきる 〈第一巻〉

金子勝先生のやさしい憲法教室 ──自民党「日本国憲法改正草案」をきる 〈第一巻〉

在庫あり

社会

著者

金子勝:著

出版年月日

2018/1/28発行

ISBN

ISBN978-4-7807-1600-9 C0036 

判型・ページ数

A5判 160ページ 並製

定価

定価:本体1200円+税

書籍説明

〈前書きなど〉
《婦人民主クラブ 会長 櫻井 幸子 推薦》
「自民党が憲法改悪をあきらめるまで、この教室は続けます」という金子先生の情熱に押されて、2017年11月には一度の休講もなく65回を迎えました。
金子先生は、「憲法教室」が始まるにあたって、「私たちが憲法を学ぶことは大きな目的がある。それは一人ひとりが憲法の語り部になること。そして星の数ほどの憲法の学習会を開くこと」だと常々話されています。憲法を守るには、実に多くの人が自らのことばで語り続けなければならないということをおっしゃっているのです。

「憲法の勉強をしませんか」と金子勝先生からお声をかけていただいたのは、二〇一二年の初夏のことでした。その年の四月二七日、自民党は「日本国憲法改正草案」を発表しました。「天皇の元首化」から始まり、九条の改変、基本的人権の抹殺など、自民党の露骨な国家観が丸見えの「草案」でした。金子先生はこの自民党の「草案」に大きな危機感を感じられて、お誘いくださったのでした。
(「まえがき(執筆:婦人民主クラブ 会長 櫻井幸子)」より抜粋)

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「憲法教室」は、国民を「平和」のもとで「幸福」にしようとしている日本国憲法の全面
的開花と改憲阻止を目指して、率直に語り合う場を作りたいという著者の願いを受け止め
て下さった婦人民主クラブの御英断により、二〇一二年七月二〇日に、誕生しました。
「憲法教室」は、(1)タブー(taboo:触れてはいけないこと)を作らず、言いたいこと
は残さず言う、(2)何を言われても恨まない、(3)何を言っても恨まれないの「憲法教
室・三原則」に基づいて運営され、毎回、真剣な討論が交わされています。

本書は、婦人民主クラブの機関紙「婦民新聞」に掲載されている毎月1回の「憲法教室」
の講義の内容を元にして、教室での討論も踏まえて、まとめたものです。
(「あとがき」より抜粋)

〈著者プロフィール〉
金子勝(カネコマサル)
1944年1月16日、愛知県に生まれる。1966年3月に愛知大学法経学部法学科を卒業する。愛知大学大学院で鈴木安蔵氏に師事。現在、立正大学法学部名誉教授。国民の「幸福」のために、世界と日本の憲法問題を科学的に解明するためには、憲法学・政治学・社会科学が必要であるとの考えから、憲法学、政治学、社会科学論を専攻。著書に、『社会科学の構造』(1986年、勁草書房)、『日本国憲法の原理と「国家改造構想」』(1994年、勁草書房)、『社会科学の世界』(1999年、勁草書房)、『憲法の論理と安保の論理』(2013年、勁草書房)がある。共著に、『やさしい憲法をお母さんへ』(1998年、自治体研究社)、『おかあさんと語る教育基本法──子どもたちのすこやかな成長のために──』(2003年、本の泉社)、『憲法?』(2006年、本の泉社)などがある。趣味は、漫画と落語。斎藤隆介作・滝平二郎絵の創作民話『花さき山』(1969年、岩崎書店)が、大好き。

目次

まえがき
新たな「改憲情勢」の出現とその背景
自民党「改憲草案」を読み解く 前文
自民党「改憲草案」を読み解く 「元首」天皇
自民党「改憲草案」を読み解く 「戦争の放棄」の放棄
自民党「改憲草案」を読み解く 基本的人権の本質
自民党「改憲草案」を読み解く 日本国憲法の保障する基本的人権
自民党「改憲草案」を読み解く 「公共の福祉」の廃棄
自民党「改憲草案」を読み解く 法の下の平等権
自民党「改憲草案」を読み解く 精神的自由権①─思想及び良心の自由・信教の自由
自民党「改憲草案」を読み解く 精神的自由権②─表現の自由・学問の自由
自民党「改憲草案」を読み解く 社会権①─生活権
自民党「改憲草案」を読み解く 社会権②─教育権
自民党「改憲草案」を読み解く 社会権③─労働権
自民党「改憲草案」を読み解く 社会権④─労働基本権
日本国憲法改正草案(現行憲法対照)