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理科教室

2022年 10月号

科学教育研究協議会 編

特集:地域にある地学教材を生かす

小学校での地学教育は、日照で始まり、天気の変化、月と星、流水の働き、地層、火山、地震、月と太陽と進む。
中学校は、第1学年で、火山と地震、地層、岩石を学び、第2学年で天気の変化などの気象を学び、第3学年で 天体の動きや宇宙を学ぶ。
高校の地学は、それらをより深く掘り下げて学ぶが、地学が開設されていなかったり選択したりしない限り学ぶことはない。
このことを考えれば、人生の中で、中学校の地学教育が、地学を学ぶ最後の機会になる。小・中学校で学ぶ地学教育は、とても重要になって来る。
皆さん、小から大を理解する実践を繰り広げ、自分が住む地域を地学的な知識を持って理解する子どもの目を育てようではありませんか。
(「主張 自分が住む地域を地学的な知識を持って理解する子どもの目を育てる」より)

CONTENTS 2022 10 October No.814 Vol.65 No.10
巻頭エッセイ 子どもたちにさまざまな自然体験を! 東海林 英四郎 表2
巻頭口絵 球状コンクリーションの不思議 吉田 英一 02
ここがポイント!理科の授業 
小学校4年 ものの温まり方 大畑 茜 08
小学校6年 てこのはたらき~実験用てこは傾いたまま?~ 藤 誠 11
実践記録 小学校2年・生活科 おもりでうごくおもちゃをつくろう 高鷹 美恵子 15
     小学校4年 空気と水 玉井 裕和 20
特集 地域にある地学教材を生かす
主張 自分が住む地域を地学的な知識を持って理解する子どもの目を育てる 斎藤 公光 27
1 地域に根ざした地形・地質学習 觜本 格 28
2 大地のつくり〜地域で探した教材 木村 匡司 34
3 「桑名の地層と大地の変動」の学習 山川 真史 38
4 地学教育でいう地域教材とは何か?また、どう利用するのがよいか? 野田 啓司 48
5 私たちの住む土地〜学区域の地形を活用した授業 小幡 勝 54
視点 昆虫学習で大切にしたいこと 山崎 慶太 60
   福島第一原発のトリチウム汚染水の実態 篠崎 勇 64
   雹の大きさと落下速度の関係 草彅 浩二 66
実験・観察 マルバルスカスとホソバルスカスの探究活動への利用 阪田 忠 70
雨天でもできる光合成の実験 砂川 俊輔 76
スマホを用いた重力加速度の測定 鈴木 健夫 80
理科教師日記 全国学力・学習状況調査の理科〜何か変だ! 編集部 佐久間 徹 84
行ってみよう科学探険 浜名湖体験学習施設 ウォット(静岡) 大竹 純也 86
読者のひろば 88
理科サークル東西南北 90
科教協だより 和澄 利男 91
読書室『山の上に貝がらがあるのはなぜ?』 92
読書室『ブルシット・ジョブの謎』 93
教育情報‌「データサイエンスと高校の教科『情報』」
               興治 文子 94
次号予告・編集後記 96

 

科教協全国研究大会・岡山大会の中止に関するお詫び 47

判型・頁数 B5判並製・96頁
定価 本体1000円(税込)
ISBN 978-4-7807-1578-1 C0340
発売日 2022年9月20日

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