理科教室
2020年10月号
科学教育研究協議会 編
自然現象や生命活動に見られる物質変換は、化学変化によって行われている。動植物の呼吸や植物の光合成、動物の消化吸収のしくみなどは、複雑な化学変化の組み合わせによって成り立ち、生命を維持している。 系統的発展的に化学変化を学び、人間生活の中で起こる身近な自然現象を化学変化という視点でとらえ直し、物質と物質のつながりや結び付きを解明し、科学的な認識を深めていくことが重要である。 系統的発展的な視点を持った授業づくりを通して、より本質的な物質観を身に付けた子どもたちを育てていきたいものである。 今回の特集では、化学変化に焦点を当て、子どもたちが理科の授業で何をどう学んでいったらよいか、考えていきたい。
主張 化学変化の本質をとらえた授業づくりを/箕輪 秀樹
1 小学校 物質の変化の学び/玉井 裕和
2 中学校「化学変化」の授業構想/佐藤 雄一
3 子どもたちをミクロの世界へいざなう実験教材の開発/藤枝 昌利
4 (中学校) 化学変化の指導で大切にしたいこと/菊地 みどり
5 五感を刺激する化学反応の実験を準備する/村上 悠
6 中学理科から高校化学へ「化学変化」を通じた本質的な学び/小松 寛
判型・頁数 | B5判・96頁 |
定価 | 本体909円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1554-5 |
出版年月日 | 2020年10月1日 |
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