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日本の科学者

2019年3月号

日本科学者会議 編

特集:エントロピーの物質科学

本特集では、エントロピーという概念が、物質科学の物理化学的研究においてどのように活躍するかを紹介する。エントロピーは難解だとされ、たしかにそういう面はある。日ごろエントロピーを物質科学研究の手段として使っている方々にできるだけわかりよい解説をお願いした。

まえがき/松尾隆祐
言葉の玉手箱/松尾隆祐
・エントロピーとは何か?宇宙のエントロピーは増大する/長野八久
・エントロピーがもたらす圧力/長野八久
ゴム弾性の熱力学─無秩序性は如何にして力を生み出すか/松尾隆祐
・温度とは何か?/長野八久
・エントロピーが化学変化の向きを決定する/長野八久
シクロデキストリンの包接におけるエントロピーの役割/神山匡
タンパク質の形の安定性─エントロピー効果の側面/油谷克英
・エントロピーがもたらす水への溶け易さと溶け難さ/長野八久
液晶の発現機構と凝集構造─エントロピーを足がかりにした物性科学の例として/齋藤一弥
多糖の構造変化と水和との関係/宮崎裕司・吉場一真

判型・頁数 B5判・64ページ
定価 本体741円+税
ISBN 978-4-7807-1345-9
出版年月日 2019年3月1日

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