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季論21

2020年 冬 43号

『季論21』編集委員会 編

特集:〝超〟災害列島を生きる

大地震、集中豪雨による水害、台風・・・。いつ起きるかわからない大災害に国はどのような対策をすすめる必要があるのか。自然と人との関係性を見つめなおし、深刻さを増す地球温暖化と最近起きた災害を例に挙げながら、〝超〟災害列島で生きるわたしたち一人ひとりがなにをできるのか、問題を提起し、将来を展望する。

西洋人崇拝と「新自由主義」 カルロス・ゴーンとは何であったか/大西 広(経済学)

【特集】〝超〟災害列島を生きる
《インタビュー》減災は、自然、人、歴史文化とつながって/室崎益輝(減際復興政策)
西日本豪雨災害(2018年7月)に思う 倉敷・小田川水害を中心に/大熊 孝(河川工学)
豪雨による流木災害の常態化と森林政策の転換/佐藤宣子(林業政策)
暴雨も猛暑も、地球温暖化が進むかぎり増え続けるという現実に目を向けよう/江守正多(気象学)

ドイツ極右が狙う価値の転換 「兵士というもの」は再来するのか?/木戸衛一(ドイツ現代政治)
シュテファン・ハイム素描/貫橋宣夫(ドイツ現代文学)
右翼勢力による「歴史戦」キャンペーンの展開とその行方/佐藤敬一(歴史学)
自己責任論は民主主義を揺るがす 安田純平氏の解放とジャーナリストという存在/志葉 玲(ジャーナリスト)
世界から見た日本の性教育 日本のジェンダー・セクシュアリティ教育を国際的視野から問題にする/橋本紀子(教育学)
公文書の隠ぺい・改ざんを考える 情報を市民に取り戻すために/田島泰彦(情報メディア法)
「大逆事件」と熊野の人々の「現代」/辻本雄一(新宮市「大逆事件」の犠牲者を顕彰する会顧問)
竹橋事件の兵士53名の処刑と埋葬/原 直男(竹橋事件の会会員)
森岡孝二の描いた未来 「時間は人間発達の場」/松浦 章(企業社会論)
「資本」に対抗する民主主義 東欧「市民革命」と「社会的制度」編成の展開/芦田文夫(経済理論)
未来社会をどう論じるか 聽濤弘『200歳のマルクスならどう新しく共産主義を論じるか』を読む/碓井敏正(哲学)
【書評】
渡辺 治著『歴史の中の安倍改憲』/佐藤 学(「安全保障関連法に反対する学者の会」発起人)
梅田正己著『日本ナショナリズムの歴史』/駒田和幸(東京都歴史教育者協議会会員)
【観測点】
ブラジル新政権と中南米の右旋回/岡田則男(ジャーナリスト)
大相撲界を賑わす若手の台頭/杉山邦博(大相撲ジャーナリスト)
核エネルギー政策を考える/板倉敏雅(元核燃料取扱技術者)
沖縄のように闘おう!/宮城義弘(ジャーナリスト)
グラビア 民族曼荼羅 中国大陸/小松健一(写真家)
編集後記

判型・頁数 A5判・224頁
定価 本体926円+税
ISBN 978-4-7807-1857-7
出版年月日 2019年1月20日

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