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時代遅れのノート

失われた40年をたどり見えてきたこと

中村彰利

2011年東日本大震災の年に定年を迎えた著者は、年金生活を送るなかで、わが国の政治やメディアのありように苛立ちを覚えるようになったといいます。また国内外で発生する悲惨な事件や暴力を目の当たりにするなかで、自分が生きてきた時代はいったいどのような時代だったのかを自分なりに検証し、答えを見出したい衝動に駆られました。
バブル景気の前夜から「失われた30年」へ突入した後の社会を、子どもたちに起こっている危機に焦点をあてるところから始め、市場競争が激化するなかで私たちの生活に何が起こってきたのかを各種データを元にきめ細かく検証し浮かび上がらせます。

 

はじめに
1. 子ども、若者と女性を襲う不条理
2. 能力主義と比較の呪縛
3. 昭和と一億総中流社会の解体
4. 空洞化と規制緩和、富の移転
5. 新自由主義と右傾化
6. 気候危機と戦争の時代

著者略歴
1951年三重県生まれ。2011年に36年余のサラリーマン生活に区切りをつける。その後、政治経済、社会の変化への違和感が増していくにあたって「失われた40年」をたどり、記憶の拠りどころとしてのノートを作成すべく本書を執筆。

判型・頁数 四六判並製・276頁
定価 1870円(税込)
ISBN 978-4-7807-2258-1
出版年月日 2024年2月26日

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