ホーム刊行書目録 > 教育の良心を生きた教師
 

教育の良心を生きた教師

三島孚滋雄の軌跡

田中 武雄・春日 辰夫 著

憲法施行70年を迎え、自衛隊を軍隊として憲法に明記しようとする動きがある。かつて1950年代初め、防衛大学校の前身の保安大学校を、学問の場ではなく職業軍人養成を目的とするものと批判し、受験をとどまるよう生徒・父母への説得を試みた三島孚滋雄、その「教育の良心」からの訴えを、今ふたたび想起したい。

幼少年期を寺で育つ
社会主義思想に傾倒する青年時代
教師として東北に旅立ち、さらに北海道にわたる
三島孚滋雄の戦後、名寄中・高校長時代
深川高校長時代の三島孚滋雄
宮城県白石中学校への転任
全校で映画「ひろしま」を鑑賞
実務学級の特設と能力別学級
焼けた学校
「河童通信」の発行
三島と平和運動
高校「教諭」としての転出
高校「漢文教師」として出発する
退職後の三島孚滋雄

田中 武雄(たなか たけお)=1944年北海道生まれ。早稲田大学教育学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。北海道教育大学、金沢大学、宮城教育大学、共栄大学に勤める。宮城教育大学名誉教授。 春日 辰夫(かすが たつお)=1936年宮城県生まれ。東北大学教育学部卒業。小・中学校に勤め、長い間、民間教育研究運動にかかわりつづける。みやぎ教育文化研究センター前所長。

判型・頁数 A5判・208頁
定価 本体1500円+税
ISBN 978-4-7807-1626-9
出版年月日 2017年7月

▼ご購入はコチラ

本の泉社通販サイト