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失語症の詩

失語症・片マヒ で・も・や・れ・る

渡辺 鋼

失語症と右半身マヒになった著者が「失語症者にこそ、話すこと、書けることの楽しさをとりもどしてもらいたい」気持ちから書いた脳梗塞を発症してから7年目(2016年になって)に入った。私は元気だ。脳梗塞で頭のめぐりは悪くなった。言葉もポツリポツリしか出てこない。しかし、発症前にはなかった新しい自分がいる。それがなかなかいいのだ。新しい人生を生きることで、発症前より貪欲になった。(10 近況報告より)

序 『失語症の詩』発刊によせて
1 発症のころ―失語症ってなんだ
2 もう一回歩き始める
3 失った機能の回復
4 言葉をつなぎ、文章として表現する
5 聞いてよ!群読「私たちの詩」
6 おいでよ!おしゃべりカフェへ―失語症者がやる
7 言語教室とおしゃべり会
8 暴言事件のこと
9 発症前の私のこと
10 近況報告

渡辺 鋼(わたなべ こう)=1943年生まれ。2009年脳梗塞を発症。失語症と右片マヒが残る。2010年失語症サークル「若竹」の会員。2013年~版画カレンダーを作成。2014年~「若竹」で失語症者の詩作りと群売に挑戦。

判型・頁数 四六判・144頁
定価 本体1300円+税
ISBN 978-4-7807-1601-6
出版年月日 2016年12月

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