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過去の戦争とスポーツ その痛恨の歴史

シリーズ1 国民の体力と余暇を国家管理に

廣畑 成志

勇躍と活動する平和のランナーたち――。このシリーズは「過去」を未来に語り継ぐ史料を提供することで、多くの“語り部”たちの奮闘に激励のエールを送るものです。大いに活用してください。

◆追跡1 国民の体力を国家が直接管理した
その1. 体力章検定の制定
■厚生省体力局の設置 ■体力章の制定と検定
その2. 希代の悪法「国民体力法」
■法律で体力を拘束 ■怠れば罰せられた ■体力は「国防力」
その3. 厚生体操と歩け歩け運動
■豆鉄砲でも撃つように ■大日本厚生体操 ■「歩け(歩こう)運動」
その4. 心身鍛練の道場と集団修練
■錬成・修練の掛け声 ■啓発映画『体力は国のちから』

◆追跡2 わずかな自由も「余暇善用」と奪った
その1. 国民精神作興体育大会
■飛び出した「余暇の善用」 ■国防競技を実施
その2. 産業報国会の職場厚生運動
■職場では産業報国運動 ■体錬の日常実践 ■監視された社内運動会 ■真昼間から産報踊り
その3. 旅行は不道徳だと抑制
■宣揚された「歓喜力行」 ■「鉄道は兵器だ!」

廣畑 成志(ひろはた せいじ)=1944年福岡県生まれ。東京教育大学体育学部卒業(体育社会学専攻)。日本体育大学大学院修士課程修了(体育学・オリンピック研究)。新日本体育連盟全国役員、一橋大学・中央大学等講師、日本共産党スポーツ委員会専任を経て、現在、「安保法制廃止をめざすスポーツと体育の会」事務局長。著書に『スポーツってなんだ』(青木書店)、『終戦のラストゲーム─戦時下のプロ野球を追って』(本の泉社)、『コンセプトはアスリート・ファースト』(本の泉社)など。

判型・頁数 A5判ブックレット・64頁
定価 本体550円+税
ISBN 978-4-7807-1295-7
出版年月日 2016年10月15日

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