空襲被災者の一分
早乙女 勝元
「武士の一分ではないが、空襲の被災者にも一分があることを歴史の片隅にとどめたい」東京大空襲を記録する活動を続ける作家が私たちに語りかける、戦争そして平和とは?時には笑いを時にはほろりと山椒のようにぴりりと平和への祈りをこめた48話の随筆を収録。
初めての法廷に立つ
私のコーヒータイム
キューバのいい話
安売りキップで沖縄へ
言問橋の消せない記憶
ヨン様ならぬサモラ様
ハノイの路地裏にて
すべては一人から始まる
備えあれば憂いあり
ぼくはサッカなんですよ〔ほか〕
早乙女 勝元(さおとめ かつもと)=1932年生まれ。東京大空襲を12歳で経験。働きながら文学を志し、自分史「下町の故郷」が20歳で刊行される。自作の映画「戦争と青春」で、日本アカデミー賞特別賞。著書150冊余。東京大空襲を語りつぐ活動に尽力。
判型・頁数 | B6判・183頁 |
定価 | 本体1320円+税 |
ISBN | 978-4-7807-0433-4 |
出版年月日 | 2009年3月 |
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